若葉

「最近流行のラーメンは魚臭くて適わん!」
そんな不満をお持ちなら、場外の「若葉」に一度足を運んでみてはいかがだろうか?
森田誠吾の直木賞受賞作「魚河岸ものがたり」のモデルにもなったこの店は、今どきまっとうな"中華そば"に出会える貴重なお店なのである。

豚骨とかつおだしを使ったキリリとしたしょうゆ味の透明スープは、何も足してはいけない、何もひいてはいけない、ギリギリのバランスを保ち・・・
合わせる麺は、これ以上は細くできない極細の縮れ麺。
繊細なスープとの相性もさることながら、待つことの嫌いな魚河岸の男達を待たせない工夫だそうだ。

一見何の変哲もなさそうな「若葉」の"中華そば"だが、実は焼豚はJALのファーストクラスにも食材を提供している鹿児島・大隅半島の南州農場で、大麦を餌に手間ひまかけて育てられた薩摩麦豚を使用している。じっくりと噛み締めれば、豚肉本来の旨みが存分に楽しめる。

同じ場外にある行列店と比べると、確かに「若葉」は地味だが、その実力は折り紙つき。しかも、滅多に並ぶ必要はない!さあ、どちらで食べましょうか?

[Shop Data]
場所:中央区築地4-9-11
пF03-3546-6589
営業時間:5:00〜13:00 
休み:日・祝、休市日