Vol.9　ヤリイカの煮つけ（江戸川）

興奮冷めやらないその日の日記　【2004年5月15日（月） 】

雨の日、築地市場は空いている・・・ ＧＷ明けの頃は、更なり・・・ と言うことで、お昼時だというのに、場内ではいつになく各店舗の行列が短い。 あてもなく、場内を散策しつつ、ぶらぶらと出物を物色。 走りの時鮭か、名残のヤリイカか迷ったが、 掲示板にいただいた問い合わせや、今出ているｄａｎｃｙｕの特集を思い出し、 イカに決める。 イカといえば、言わずと知れた「江戸川」。 最近、今ひとつモノが良くない“ブツ”をやめ、 “アオヤギのヌタ”と、“ヤリイカ煮”をオーダー。 舌の上を転がるコリコリの卵と、 プッチンを越えて シャキシャキに近い心地好い歯ごたえの身を、存分に堪能。 月並みな表現だが、噛むほどに甘みが増し、ご飯と一緒に食べると、甘みが更に際立つ。 ご飯を口に運ぶ手は、自然と加速し、制御不能に（笑）．．． 何度も何度も繰り返し書いているが、この店のイカ料理は、 これだけ飲食店がひしめく築地にあって、文句なしのNo.1。 特に、醤油で甘辛く煮た“煮つけ”は、「全日本絶品オカズ選手権」（もちろんこんな選手権はないのだが・・・）に出しても、間違いなく優勝候補になる絶品中の絶品。 本当に、ごはんが美味しいや、こいつをオカズにすると！