Vol.2 金目煮しかも頭(かとう)
興奮冷めやらないその日の日記 【2003年10月29日(水) 】
さて、本日のランチは昨日の予告の通り、場内の「かとう」。
狙いは、”金目煮”、しかも”頭”!

今日はどういう訳か、総勢5名の大集団となってしまった。本来場内で食事をする場合、団体は好ましくない。どの店も”Eat&Go”を基本としているためで、連れ立っていくなら3人が限界である。皆でおしゃべりしながらのノンビリランチには、全く向かないので、これから行く人には、是非ここが「美味いモノをただ黙々と食する場」であることを心得ていてもらいたい。

という訳で、かなりの強行軍となったが、幸い、ヘンチクリンな座り方ではあったが、席は確保できた。
オーダーは5人中4人が”金目煮”。頭の割り当ては1つだけであったが、そこはそれ、”王”の特権で皆のものには遠慮していただいた(笑)。

上品さ漂う純白の身に、やや甘みを抑えた醤油味の煮汁が絡んだ様は、なんとも艶かしい!
醤油の旨味と魚本来の味わいが溶け合って、ご飯をかっ込む箸のスピードはマッハの世界。
ゼラチン質を含んでいるのか、トッロ〜ン・トロトロになった皮もまた美味し!
ガラス玉のような目の周りのゼラチンは、頭をGetしたもののみに与えられる至福の特典。

頭、譲ってもらって良かった!(皆さん、ありがとう!)

身が残り少なくなった頃、骨をひっくり返し、ほじれる身を見つけた時の喜びといったら、、、嬉しいネェ・・・他に言葉はない。

今日は舌の要求と料理が正にジャストミート!幸せだったよ、みんな!