Vol.19 穴子のやわらか煮&穴子丼(高はし
興奮冷めやらないその日の日記 【2003年4月3日(木) 】
インヤ〜っ...やっぱ、いいねぇ「高はし」は!
イサキ、アカメバル、カツオ・・・目移りしてしまうほど、旬のお魚が目白押しである。
ただ単純に魚の種類が多いだけなら、他にもある。しかし、魚の種類が増えただけで、ここまで心ときめかせてくれる店は他にはない。「焼きものよし」「生よし」「煮てよし」の、実力を見せつけ続けている「高はし」ならではであろう。

さて、魅惑のワンダーランドと化した本日の「高はし」で復帰戦に選んだのは、"ヤリイカと穴子煮の盛り合わせ"。
穴子はこの店の看板の一つだし、ヤリイカは今が旬。その二つが一緒に楽しめちゃうなんて、なんという贅沢!

う〜ん、期待した通り!穴子はホロッと甘味を残して喉の奥へ消えていき、イカはプリッとした身にスッと歯が入っていくときの歯応えがたまらない。煮汁がまた美味いんだ、この店は!

自分で食べて、自分で目の前の皿の中身を減らしていっているにも拘わらず、
どんどんなくなっていく穴子やイカがいとおしく、別れが切なくなってしまう。

大満足で店を出たが、実はまだ食べ足りない。
決して量が少なかった訳ではないのだが・・・あんまりにも美味しいものを、適度にお腹に入れると余計にお腹が空いてしまうのは自分だけであろうか?
再び訪れ興奮冷めやらないその日の日記 【2004年5月27日(火) 】
商品企画の参考にしようと買った雑誌で駅弁の特集をやっていた。
すると、以前TVのランキング番組で1位に推されていた宮島口の”アナゴ弁当”がでていた。
見ているうちにアナゴを、ご飯と一緒に口一杯に頬張ってみたい衝動が襲ってきた!
そう、正に襲ってきたのだ! こうなると、もう逃げも隠れもできない。

しかも、明日は休止日。今日を逃すと、大変なことになってしまう。
・・・という訳で、昼時は出先にいたのにも関わらず、場内までダッシュで戻る。

みゃ〜!
丼に、鼻を近づけた瞬間の、海苔の香ばしさと山葵の爽やかな香りにもやられたが、
なんっつても、煮アナゴのホロホロと崩れんばかり繊細な柔らかさには、それこそ舌を巻く他ない。
それに加えて、アナゴからでたダシの旨味を漫々と湛えた甘辛いタレを纏った銀シャリが、
またまたうまい! んも〜、夢中で頬張っちゃいましたよぉ・・・

やられたナ...フッ(←ニヒルに笑ったつもり)
舌も、お腹も、こころも・・・大満足である。