Vol.21 豚天(たけの食堂)
興奮冷めやらないその日の日記 【2003年8月4日(水) 】
〜〜〜 途中 省略 〜〜〜

場内を一周して、“秋刀魚の刺身”を食えそうな店を物色してみたが、結局どこにも
見たらず、、、ならば、ということで魚料理の総合商社「たけの」へと向かう。

壁という壁の前面に張られた短冊メニューには、“焼き”秋刀魚はあったものの、
刺身は見当たらず、思い切って店の人に訊いてみたら、もの凄く怪訝な顔をされてしまった。

わがままを通す程のことでもないので、おとなしく引き下がり、メニューにキチンと載っていた“鯵”を刺身でもらう。

さすがに“鯵刺し”だけでは足らんだろう・・・と言うことで、
もう一品目ぼしいものを捜してみると、“豚天”に目が止る。

「う〜む、これは珍しい!」と言うことで、追加でオーダー。
背中に細く切り目の入った“鯵の刺身”は、しょうが醤油をタップリと吸い込んで、旨味が倍化!
最近イタリアンでもカルパッチョにして、魚を生で出したりするが、やっぱり生魚には醤油が欠かせない。醤油があってこそ、我国で、これだけ刺身文化が花開いたのだと、納得せざるを得ない味わいであった。
“豚天”は、想像していたよりズーーーっとボリュームが多く、
食べきれずに残す羽目になるのではないかと懸念したが、
脂身の少ない部位だったこともあり、意外なほどペロリとお腹に収まった。

お世辞にも上品な挙げ方とは言えないが、
衣がいい感じで天つゆを吸ってくれるので、ご飯にぴったりのお惣菜になる。

自分が育ってきた環境には、肉の“天ぷら”はなかったのだが、
豚とか鳥とかの天ぷらって、場所によってはポピュラーな食べ物なのだろうか?


それにしても、「たけの」のメニューにはシズルもんが多い。
一度ここで宴会やって、心置きなく魚を食べつくしたいと思っているのだが、
予約が「18:30までに全員揃う場合のみ」なんだよなぁ・・・平日は、絶対無理。(項垂)