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福岡2009 その1 うどんと謎とラーメンと・・・

   「福岡に行きませんか?」

まるで、近所の飲み屋に行くかのごとく軽い口調で、

この方からお誘いの電話をもらったのが一週間前。

 

詳しい事情は良くわからないが、九州はここ何年も行っていないし、断る理由はなにもない!

 

という訳でお申し出をありがたく拝受。土日一泊二日で出かける。

 

目的地は、海ノ中道にあるTHE LUIGANS Spa & Resort

都市近郊型リゾートホテルである。

 

 

SPAもあるし、早めにホテルに入って週末ホテルライフを満喫!

ってのもありなんだがぁ、、、やはり数年ぶりの福岡とあっては、麺は避けては通れない!

 

ということで、今回、相部屋となるこの男と一緒に麺ロードを行くことに!

 

 

一軒目は、昨年一年間、福岡に出向していた食いしん坊の同僚がお勧めしてくれた「うどん 平」。

 

東京モンの自分には今一ピンと来ないのだが、福岡は結構なうどん処で、

街中のそこいら中に専門店があるんだそうな。

 

中でも、今回お勧めの「平」は、「博多うどんのなんたるか、は、ここで味わうのがわかりやすい」

とのこと。

 

ネットで調べると、人気の"エビごぼう天"は午前中に売り切れることもあり!

と言うことで、博多到着後の一軒目に決定!

 

★★★★★

 

ちょっとしたトラブルがあって到着が11:30過ぎになったが、。

噂に違わぬ人気っプリで既に行列。

 

10分ほど待って通されたカウンターで、

当初の予定通りにオーダーした、"エビごぼう天"に"かしわ"の出来上がりを待つ。

UdonTairaKashira.jpg 

UdonTairaEbigobou.jpg UdonTairaUdonUp.jpgうどんは話に聞いていた通り、口当たりが柔らか。更に言うと、口内の内壁にへばりつくようで、

これまで食べたことのあるどのうどんとも違う不思議な食感。

 

讃岐のような力強いコシはないのだが、その一方でしぶとい粘りがある。

 

で、、、このうどんが美味いのかを問われると、正直答えに窮する。

かといってマズイのかと言われれば、それには自信を持って否定できる。

 

この食感が自分の知るうどんとはあまりに異質であるため、

このうどんを美味いと認識する準備が、自分にはできていないというのが正直な感想だ。

 

多分、このうどんに慣れると、この食感が癖になるんであろうことは、想像に難くない。

 

と、あまりに麺の印象が強く、天ぷらや出汁の印象が薄いのだが、

この店ではお店の人の動きがこれまた印象深い。

 

厨房内でご主人が茹でているのだが、途中で竹棒を鍋に突っ込み、

うどんを引っ張り上げて手でゆで加減を見る。

これがえらく慎重で、見ているこっちが茹でムラが出来やしないか心配してしまうほど。

 

そんな様子を見守りながら、待ち続け、ようやく茹で上がったと思いきや、

一杯目だけをご主人が器に移して、選手交代。

 

鍋に残った麺は代ったおばちゃんが一杯ずつ取り分ける。

お店にとっては重要な手順なんだが、見ているほうからすると何の意味があるのが全くわからず、

それがかえって面白く、見ていて飽きない。

 

そのほかにも、周りから見ると何をやっているのか良くわからないが、

店内を縦横無尽に渡り歩く店員さんがいたりと、、、うどん以外にも楽しみの多い店である。

 

 

続いて向かったのが、ラーメン屋、「元気一杯」。

 

この店、ネットでの評判をみると、

やれ、スープから飲まないといけない、

スープもはじめの一口は混ぜてはいけない、

卓上にある辛し高菜はラーメンが来る前に触ってはいけない、

携帯電話は通話はおろか店内で出してもいけない、など、

NGルールに事欠かず、その一つでも違反すると退店を命じられるという恐ろしい店とのこと。

GenkiIppai.jpg 事前情報どおり、お店の外観には看板その他、そこがお店であることを示すものは何もなく、

ただ「営業中」であることを知らせるピンクのバケツが、エアコンの室外機の上に無造作に置かれているだけ。

 

「噂は本当だったかぁ・・・!?」といふことでおっかなビックリ入店すると、

「いらっしゃいませ!」とやったら滅多ら元気な声が飛んできて、ビックリ!

 

拍子抜けしながら、とりあえず"普通のラーメン"をオーダーし、ラーメンの到着を待つことに。

 

すると、先に入店していた隣席のお客が、運ばれてきたラーメンのスープを一口も啜らずに混ぜた・・・

 

次の瞬間、、、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何も起こらず・・・、、、(吃驚)

 

お店の人が目を逸らした隙だったのか、

いきなりのスープ混ぜが許容されるようになったのかは定かではないが、

退店命令が下される貴重なシーンに遭遇しそこなったのだけは確かだ。

 

さて、ラーメンだが(もちろん写真はない!)、

スープはクリーミーではあるが、ザラットした食感が口に残る。

麺はネットの評判通り平凡で、印象に残りづらい。

実際、次の店に移動する間での間にどんな麺だった記憶が曖昧に・・・

 

一つえらく印象深いのが、辛し高菜の辛さ!

見かけの2倍以上は辛く、入れすぎるとスープを飲むのが困難になるほど。

 

もしかしたら、、、ラーメンが来る前に高菜に手を出すのを禁止しているのは、お客のことを思ってなのかも・・・!?(たぶん違うと思うが・・・(笑))

 

 

といろんな謎が解決せぬまま、目的地に近づきつつ3軒目の「名島亭」へ。

こちらは長浜ラーメンの有名店で、各所で高い評価を得ている。

 

Najimatei1.jpg Najimatei2.jpgなんだが、店内の豚臭さの割には、スープの濃さはなく、

若干、加水率が高く、つるっとした食感の麺は特徴的だが、、、全体としてのインパクトは弱い。

 

このクセのなさが、万人受けの秘訣?

と勝手に結論付けて、いよいよ、目的地のTHE LUIGANS Spa & Resortへ向けて出発!

 

って、もう3時過ぎジャン!

朝8時半の飛行機で来たのに・・・到着、4時過ぎだなこれは、、、

 

ということで、その2に続きます!

 

【そういへば、そろそろ夏休み!】

 

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★本日の訪問店★

うどん平 [ うどん、そば、丼 ] - Yahoo!グルメ



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コメント

「うどん平」、カルチャーショック?と店謎ショック?で圧倒されたご様子ですが、まさに指摘のとおりの麺ですな。ご存知のように自分はすっかり博多うどんの世界にはまってしまいました。

記事を見ていたら、たまらずあの麺とごぼ天がまた食べたくなり(笑)、今日の出張でも先ほど食べてきました。30度オーバーの九州の太陽のもと、やはり10人以上の行列。自分の前でえびは切れてしまいました。

で、「肉ごぼう」と「かしわおにぎり」でひさびさに博多うどんを満喫。あのむにゅっとした感触を堪能したのですが、今日改めて気がついたのは、「えびごぼう」切れると結構な人が肉ごぼう以外に「とじごぼう」頼むんですね。今度行ったときはあれかな。

投稿者: 同僚 |2009年6月26日 13:27

●同僚さま(笑)

あの食感は癖になるはわかりますね、、、
東京で食べられる店ってあるんでしょうか?

昔、築地にも「博多うどん」をうたっている店が
あったのですが、まだあるのかな?

ご紹介ありがとうございました。

投稿者: 築地王 |2009年6月27日 23:42
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